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膝の痛み、膝関節症について

膝の痛みはなにが原因なのか?

立ち上がるとき、歩いているときに痛い膝。女性の場合、手術しなければいけない状態まで 悪化してしまうことが少なくない関節です。膝の痛みの原因はなにか、考えてみましょう。

膝はいうまでもなく、体重がどっしりとかかる関節です。ですから、体重が膝を悪くしてしまうことは 想像しやすいと思います。

実際整形外科のドクターには、「痩せなさい!」というアドバイスを する先生が多いようです。でも肥えている人が全員膝がいたいわけではありませんね。

また、歳のせいだと言われてしまうこともよくあります。それでも高齢者の方にも膝の痛くない 方はたくさんおられます。

では本当の原因はなんでしょうか。

膝の痛みには、大きく分けて3つの種類があります。

・一つ目は、体重をかけているときに起こる痛み

・二つ目は体重をかけていない状態、例えば就寝中に起こる痛み

・三つ目は膝を大きく曲げたときに起こる痛み(正座できないなど)

痛みのでる状況が全く違うので、原因も当然違うということになります。


まず体重をかけているときに起こる痛みについて解説します。

体重をかけている状態ででる痛みは膝の関節がうまく噛み合っていないことが原因です。

外からみると膝は一つの膨らみですが、骨の形は電車の車輪と線路のように 二つの部分で上(大腿骨)と下(脛骨)が噛み合うような構造になっています。

この二つの部分に正常に体重の負荷がかかっている状態なら、 膝が痛くなったり、半月板がすり減ったりすることはありません。

ところが関節がきっちりと噛み合わずに、どちらか一方に通常より大きな負荷がかかれば 炎症がおきたり半月板がすり減ったりして痛みにつながります。

関節がうまく噛み合わないのは関節周辺の筋肉のバランスが 崩れているからです。、

各々の筋肉が適正に関節をひっぱっていればいいのですが、 ゆるんで引っ張っていない筋肉があったり、逆に緊張が強くて 引っ張りすぎる筋肉があると、噛み合うはずの 上下の骨の位置関係がずれてしまうのです。

さらに、筋肉のバランスがなぜ崩れるのかというと、専門家 によって意見がわかれるところでもあるかもしれませんが、 おそらく歩行する際にとても働きが大きい筋肉と、あまり働いていない 筋肉の力の差が出てくることと、臓器のバランスの崩れが筋肉の バランスの崩れを引き起こしてしまうことが考えられます。

歩行の際、すねの前外側の筋肉と太ももの後内側の筋肉は それほど働いていません。 それでも若い間は歩幅が大きく比較的によく働いているので 筋力も保たれています。

ところが年齢と共に徐々に歩幅も狭くなってくるので、 それらの働きはぐっと少なくなっていきます。 また、歩幅が狭いと股を閉じる働きをする筋肉も 働きがおちます。

すると、ふくらはぎの外側の筋肉や太ももの前外側の筋肉 などのよく働いている筋肉と働きの落ちた筋肉の 筋力バランスが悪くなってしまいます。

筋力の落ちやすい筋肉も、人によってより弱りやすい人 と弱りにくい人がいます。それは生まれ持った内臓バランスや強さ が決めているようです。 そういう理由で、膝に痛みが出やすい人とそうでもない人が あるのです。

ですから、整形外科などのドクターの言う「歳のせい」というのは 一理ありでもあるのです。

ただ、年齢的な問題がどういうところに出てくるのかが 詳しくわかると、簡単な対策で治していくこともできます。

もう歳だから治らない、との結論にはなりません。


次に体重をかけていないときの痛み、うずきについて解説します。

この場合の痛みには、筋肉のバランスはあまり関係がありません。 体重がかかっていないので、筋肉も基本的に働いていないからです。

では何が問題になっているかというと、それはリンパの流れです。 リンパが正常に流れていれば、当然痛みやうずきはでることがありません。

ところがリンパの流れが停滞すると、強い痛みを引き起こすことがあります。 動脈によって流れてきた血液のうち、7割は静脈で返って行きますが、残りの 3割はリンパ管で返っていきます。

静脈よりも流れの弱いリンパに停滞が起こりやすいことはご想像頂けると 思いますが、停滞したリンパ管にも次から次にリンパ液が流れてきます。

すると、便秘のときの大腸のような状態になって痛みが出てしまうのです。

リンパの流れは筋肉の動きによって促進されるため、この痛みは筋肉の 動きがないときにでてくることになります。

また、リンパの停滞が空気中の湿気の多きときに起こりやすいため、 雨の日に痛みが出やすくなります。

リンパの停滞の根本原因は、当院では内臓の不調、特に肝臓のうっ血が大きく 関わっていると考えています。


最後に膝を深く曲げるときにでる痛みについて解説します。

この痛みの原因は体重をかけているときに起こる痛みの原因と 少し似ています。

何が似ているかというと、筋肉のバランスが崩れていることです。 ですから、両方の痛みの起こり方を症状としてお持ちの方も少なく ありません。

違うところは、先述の痛みが主に足の内側と外側のバランスの崩れ であることに対し、主に前側と後ろ側のバランスの崩れであることです。

膝関節は曲がっていく最初のうちは、転がり運動といってドアが開け閉め するような運動で曲げられていきます。

しかし曲げる角度が深くなると、すべり運動といって太ももの骨とすねの 骨の位置関係がずれるような運動も加わって曲げられていきます。

この際、膝関節を取り巻く前側と後ろ側の筋肉のバランスが崩れていると 痛みが出てしまうのです、

ですからこの痛みを解消するには、筋肉の前後バランスをとればいいということに なります。

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